工場のライン作業時はトイレ休憩をとれないの?期間工のライン作業とトイレ問題

2022年11月14日

工場のライン作業時はトイレ休憩をとれないの?期間工のライン作業とトイレ問題
工場のライン作業時はトイレ休憩をとれないの?期間工のライン作業とトイレ問題
工場のライン作業といえば「絶対に止めてはいけない仕事」というイメージがあります。
実際に、そのイメージは事実であり、理由としては、ラインを止めてしまうことで大損害がでるためです。
ライン作業を絶対に止めてはいけないと言われていますが、トイレを長時間我慢することは不可能なので、期間工がライン作業時にどのようにトイレ休憩をとっているのかについて、ご紹介いたします。

ライン作業中はトイレに行きにくい?

 

結論から申し上げますと、ライン作業中であっても、問題なくトイレに行くことができます。

しかし、工場のライン作業中にその場を抜けてしまうと、取り付けるはずだった部品が取り付けられないまま次の場所へ流れてしまう問題が発生します。
すると自分が抜けた時間にラインを通過した製品は、部品が抜けたまま流れてしまい、「未完成品」が出来上がってしまいます。
そうなると当然その製品は出荷できず、損害が発生します。
例えば、その製品が車であれば、1台100万円以上の損失が発生します。
トイレ中に車が10台流れて未完成品が出来上がってしまうと、単純計算で1,000万円以上の損害がでてしまうのです。
このような理由から「ライン作業中はトイレに行きにくい」というイメージが広がっています。

ただし実際は、ライン作業中であっても問題なくトイレに行くことができます。

メーカー側がトイレを我慢してもらいたくない理由

期間工の立場からすると、周りの方に気を使ってしまい、なかなか作業中にはトイレに行きにくい雰囲気があるのも事実ですが、会社側は「トイレを我慢してほしくない」と思っています。
理由としては、トイレを我慢したまま作業を続けると、集中力が続かなくなりミスが発生しやすくなるためです。
集中力が切れるとパフォーマンスが下がり、結果、部品の抜けがでたり、位置を間違ったりとミスが発生しやすくなります。
ミスが原因で欠陥品ができてしまうと、会社にとっても損失が発生します。
そのため会社としては、作業する方たちにトイレを我慢してもらいたくないと思っています。

ライン作業中にトイレに行きたくなった時はどうしたらいい?

 

では、期間工がライン作業中にトイレに行く時、実際の現場ではどの様に対応しているのかをここからはお伝えいたします。
具体的には、「ライン管理者」または「ヘルプ」を呼び、ライン作業を交代してもらいます。
ライン管理者・ヘルプは、別名「機動員」と呼ばれ、作業員の代わりに一時的に作業をしてくれる人たちのことです。
ライン管理者・ヘルプを呼ぶと代わりに作業をしてもらえるので、ラインを止めずにトイレ休憩に行くことができるのです。
工場内にはライン管理者・ヘルプを呼ぶための「ボタン」が作業している場所の近くにあり、ボタンを押せば、約10〜20秒ほどで駆けつけてくれます。

作業中にトイレに行くベストタイミング

 

ライン作業中にトイレに行くベストタイミングがあります。
ベストタイミングは次の2つのいずれかです。
❶他の作業員が「呼び出しボタン」を押していないとき時
他の作業員が呼び出しボタンを押していない時は、ライン管理者・ヘルプの手が空いている可能性が高いので代わりの作業をお願いしやすいタイミングです。
❷作業開始から残り半分を過ぎた時
作業開始から残り半分を過ぎた時とは、2時間が1コマだとすると、開始から1時間を過ぎた頃です。
本当は休憩時間中にトイレを済ませておくことが理想ですが、作業開始から1時間くらい経過していれば、仕方ないと理解してもらえるのではないでしょうか。ただ、仮にライン作業が始まってすぐのタイミングだとしても、無理な我慢を強いられるようなことはありませんので安心して働けるでしょう。
1と2のいずれかのタイミングであれば、ライン作業中にトイレに行かせてもらいやすいと言えます。

まとめ
今回は、工場のライン作業時のトイレ事情についてご紹介しました。
トイレに行きにくいというイメージが広がっている期間工のお仕事ですが、実際は普通の仕事と同じで、ライン作業中にもトイレに行くことができます。
ただし、体調不良の時以外でライン作業中にあまりに頻繁にトイレに行くことは、周りの方に迷惑をかけることになりかねます。
どんな仕事にも共通することですが、マナーとして、ライン作業の前後の休憩中にトイレは済ませておきましょう。

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