期間工は、どのような仕事をするかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
体力仕事のイメージがある人もいるかもしれません。
今回は、期間工の作業工程や人気の配属先についてご紹介します。
期間工で働こうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
自動車メーカーの期間工で配属される作業工程をご紹介
期間工を募集している会社には、航空関係の工場や食品工場など様々な業種がありますが、期間工の中で一番多く採用を行っているのはやはり自動車メーカーと言えるでしょう。
自動車メーカーでの期間工と言っても、製造作業には、さまざまな工程があります。
今回は自動車メーカーの期間工が配属される作業工程についてご紹介します。
鋳造(ちゅうぞう)・鍛造(たんぞう)
「鋳造」とは、溶かした金属を型に流し込み、製品を作っていく工程です。
「鋳造」は、ロボットや機械の作業がメインとなるので、鋳造に配属された期間工は、検査や残留物を取り除く作業を行うことになります。
肉体的に負荷が少ない作業となりますが、金属を高温で溶かすため、職場環境が暑い可能性があります。
夏になると40度を超えることもあるでしょう。
「鍛造」は、金属の加工を行う点では「鋳造」と似ていますが、ハンマーで圧縮しながら製品を作る点が異なります。
期間工が配属されるケースは珍しいと言えるでしょう。
車体のプレス
「プレス」は、プレス専用の機械で上下から挟み込むような形で部品を形成する工程です。
「プレス」に配属された期間工は、機械に材料をセットする作業や異常の察知、製品の仕上げ、検査を行います。
溶接
「溶接」とは、金属の部品を熱と圧力でくっつける作業です。
「溶接」の作業の流れは、製品をセットし、機械が自動で溶接を行い、製品を取り出す作業の繰り返しとなります。
ロボットが作業を行うため、期間工として配属されることはあまりありませんが、ガス溶接などの資格を所有していると配属される可能性もゼロではありません。
塗装
「塗装」とは、自動車のボディーに色を塗る作業です。
「塗装」の作業自体はロボットや機械が行いますが、塗料の埃や塊が付いている場合があります。
「塗装」に配属された期間工は、塗料の埃や塊を取り除く細かい作業を行います。
塗装のニオイがする環境で働くことになるので、ニオイに敏感な方は厳しい環境での仕事になることが予想されます。
組立
「組立」は、鋳造や鍛造、プレスなどで作られた製品を組み立てる作業工程です。
期間工が最も配属されやすい工程であり、足や腰に負担がかかる作業が多いので、一番体力が必要な作業だと言われています。
検査
「検査」は、組立で完成した製品を最終検査する工程です。
組立のように体力が必要になる作業ではないですが、検査工程は最終工程であり、万が一不具合が起きてしまうと大変なことになってしまうため、ミスが許されません。
細かいところまでよく気付ける、責任感が強いという人に向いている工程と言えるでしょう。
運搬
「運搬」は、電動で動く機械に乗って部品を補充していく工程となります。
重量物を運ぶ場合は、フォークリフトを使用するので、運搬できるようにフォークリフトの免許を取得しておくと配属されやすくなるでしょう。
効率よく運搬することが求められるため、部品のストック状況を覚えておく必要がありますが、作業になれると要領が掴めるようになります。
人気の配属工程はここ!
ご紹介してきたように、期間工にはさまざまな配属先があります。
仕事内容によっては、自分に向いている作業や向いていない作業があるでしょう。
体力の消耗が少ない工程への配属が好まれる傾向にあります。
具体的には、「鋳造・鍛造」や「検査」、「運搬」です。
どの作業工程も体力をあまり消耗しません。
また、これらの作業は機械が行ってくれることが多いため、品質などの確認作業が主な仕事となるでしょう。
期間工として配属されると、先輩やベテランの人から仕事を教えてもらうことになります。
体力の消耗の大小は多少ありますが、どの作業工程に配属されても仕事を覚えれば、スムーズに進められるので、あまり不安に思わなくても大丈夫でしょう。
面接の際に希望配属を伝えてみよう
面接のときに、希望する配属先を伝えたいけど、『伝えると不採用になってしまうのではないか?』と心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
『なぜその工程を希望するのか?』をしっかり伝えれば面接で不利にはならないので、安心して伝えてください。
「前職の経験を活かしたい」、「所有している資格を活かしたい」など、期間工の仕事を一生懸命するための前向きで明確な理由を添えた上で希望の配属を伝えると、配属される可能性が高まります。
まとめ
期間工の作業工程や人気の配属先についてご紹介しました。
期間工の作業工程は、自動車メーカーによって大きく異なるので、自分の希望する配属先にならなかったからと言って落ち込まないでください。
期間工の作業は多岐に渡るため、自分に合った作業が見つかるかもしれません。
期間工で働きたいとお考えの方は、是非挑戦してみてください。
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