期間工の期間満了後はどうなるの?

2022年06月14日

期間工の期間満了後はどうなるの?

有期雇用の期間工には、契約満了後どのような選択肢があるのでしょうか?

目的があり短期間働ければいい人には期限のある期間工は合っていますが、「興味はあるけれど、短い期間しか働けないのがネック」と思っている人がいるかもしれません。
そこでこの記事では、期間工の仕事は期間限定だから、興味はあるけれど不安」契約期間が終わったあとどうなるかが心配で踏み出せない」という方に向けて、期間満了後の4つの進路をお伝えします。

1、再雇用
満了後の選択肢、まずひとつめは再雇用です。
期間工の契約期間は、多くのメーカーで最長2年11ヶ月となりますが、メーカー、働き手の双方が合意をすれば再雇用によりさらに長く働くことができます。
ただし、連続で働くことはできず、契約満了後クーリング期間を経て再雇用される形になります。
クーリング期間は勤務期間によって変わりますが、1年以上働いた人は6ヶ月間がクーリング期間となります。
クーリング期間の間、別のメーカーで期間工として働き、再雇用を目指すケースはよく見られます。
仕事内容を理解していて職場環境にも慣れた経験者は、教育コストがかからないため採用側にとってありがたい存在です。選考で有利になりますし、経験者手当がもらえる、日給が上がるなど待遇がよくなることも多いので、積極的に応募しましょう。
また、退職先から「再赴任通知」が届くことがあります。これは再就労をメーカーから打診するもので、再赴任通知を受け取ると、面接不要で採用され、入社することも出来ることもあります。
反対に、満了を待たず契約期間の途中で仕事を辞めると、再雇用してもらうのがとても難しい状況になります。契約満了までしっかり働き、再応募することをおすすめします。

2、正社員になる
一定の期間、期間工として働いたあと正社員になる人もいます。
正社員になると満期慰労金の支給はなくなりますが、代わりに賞与や退職金がもらえますし、何より安定した雇用環境で働くことができます。
正社員登用には上司の推薦が必要な場合が多いので、「正社員として推薦したい」「一緒に長く仕事をしたい」と思ってもらえるよう真摯に仕事に取り組みましょう。
業務改善の提案を行うなど積極性のある行動は評価されやすいですし、複数の作業ができる人も任せられる仕事の幅が広いため重宝されます。会社に貢献できる人材だと評価してもらうことが肝心です。
また、勤務態度も重要ですので、仕事だけでなくコミュニケーションやマナー、身だしなみなどにも気をつけましょう。
正社員になるには、正社員登用試験を受け合格する必要があります。誰でも試験を受けられるわけではなく、1年以上働いているなど勤務期間や年齢の条件があるので、確認しておきましょう。
多くのメーカーが正社員登用制度を設けていますが、正社員を視野に入れるのであれば、求人を探す段階で正社員制度の有無や登用の実績を確認しておくとよいです。

3、別のメーカーの期間工で働く
今の仕事内容や環境に不満があったり、心機一転違う環境で働きたいなら別のメーカーの期間工で働く選択肢もあります。
契約満了直後は、クーリング期間があり同じ職場で働けないので、別のメーカーの求人を探す人も多いです。
これまでの経験を生かせる内容の仕事を探せば、別のメーカーでも採用に有利で、仕事にもなじみやすいでしょう。
期間工の採用には、メーカーに直接応募する直接雇用と、人材紹介会社を通す2つのパターンがあります。
人材紹介会社を利用すると、条件に合った勤務先や仕事を提案してもらえます。選択肢を広げたいなら、こういった人材紹介会社を利用するのもよいでしょう。

4、転職をする
期間工から離れ、新しい職場で新しい仕事を探す人もいます。
期間工の経験が生かせる製造業の正社員を目指す人の他、飲食業、営業職、介護職、と転職先は様々です。
期間工は「大手企業の契約社員」なので、職歴とし評価されますが、短期間の職歴はマイナスな印象に受け取られることがあります。
なぜ短期間しか働かなかったのか、納得してもらえる説明ができるようにしておきましょう。
満了後の選択肢はあるので安心して期間工を目指そう
期間工は有期雇用で、ひとつのメーカーで働ける期間は最長2年11か月となっています(一部例外があります)。ですが、再雇用や正社員登用で、同じ職場や同じメーカーで働き続ける人はたくさんいます。別のメーカーで仕事を探して10年以上期間工を続ける人もいます。期間工は長く働くには向かない仕事と思われやすいですが、長く働くことも可能なのです。
契約満了後に進める進路はいくつもあるので、期間工に興味のある人はまずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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