期間工で正社員を目指す人や給料アップにおすすめの資格

2022年07月22日

期間工で正社員を目指す人や給料アップにおすすめの資格
期間工は資格がなくてもできる仕事ですが、資格を持っているとメリットがあります。
資格にはその業種で必要なものや、工場内の作業に役立つものなどがあります。正社員を目指す人や、期間工のステップアップとして資格取得を考えている人は、目的に合わせて考えましょう。
取得方法も取得にかかる金額も資格によって異なります。期間工で働いた貯金を資格取得にあてる方もいます。いつどのような資格を取るのがベストかここで考えてみましょう。

資格を取得するメリット
期間工が人気の理由のひとつに給料が高いことがあげられます。毎月のお給料の内訳には、日給の他に夜勤、早出、休日出勤、交替手当、赴任手当といった手当が含まれ、その中に「資格手当」があります。どんな資格を取得していれば、資格手当が支給されるのでしょうか。
期間工といえば、ライン作業で流れてくる部品を組み立てるイメージが強いと思います。ですがそれ以外に、部品を倉庫から各作業員の手元に運ぶ仕事や、溶接、塗装、検品といった作業もあります。
部品供給はフォークリフトや工場内専用カーゴを使って部品を運搬するので、資格を取得している人が作業にあたります。ガス溶接の資格を持っている方は、有資格者しか出来ない工程を担当します。これらの資格は手当の対象となり、毎月資格手当が支給されます。資格手当の金額は、メーカーや資格によって異なります。
期間工で重宝されるのがフォークリフトの資格です。フォークリフトは部品の積み降ろしや運搬に使用されます。トラックの荷台にパレットで積み込む際にも必要になります。

期間工でステップアップしたい人におすすめの資格
期間工で働く際に、実際の職場で役に立つ資格をご紹介します。期間工でステップアップしたい人はぜひ参考にしてください。
またトヨタ自動車では、18ヶ月以降で契約満了すると、国家資格の『ガス溶接』か『フォークリフト免許』を取得できる支援制度があります。この支援制度を利用すると受講料とテキスト代が原則無償となりますので、トヨタ自動車の工場を希望している方は利用するとよいでしょう。

ガス溶接
労働安全衛生法」では、可燃性ガスおよび酸素を使用し溶接、溶断加熱業務に従事する場合には、ガス溶接技能講習修了者を配置、就業させると定めています。
ガス溶接技能者の資格は、ボイラー・クレーン安全協会が開催している2日間の講習で取得可能です。学科が1日半、実技が半日程の講習になります。
自動車製造工場では溶接の工程がありますので、こちらの作業にも役に立つ資格です。

フォークリフト
フォークリフトの資格は積載量の重量によって二種類に分かれます。積載量1トン未満はフォークリフト運転特別教育の修了が条件で、講習だけで取得できます。教習所で学科と実技の講習を受けます。学科・実技ともに6時間程の講習となります。
積載量が1トン以上の場合はフォークリフト運転技能講習の受講が必要で、講習時間は35時間です。こちらは学科・実技試験に合格しなければなりません。
実務経験や自動車の運転免許をお持ちの方は講習が免除される科目があり、最短で11時間まで講習が短縮されます。

普通自動車免許
普通自動車の運転免許をお持ちの方は、自動車を扱う工場で完成車両の移動作業に従事できます。また完成車両を船に積み込む際にも、運転免許が役に立ちます。
普通運転免許の他に準中型、中型、大型、大型特殊免許があり、免許によって運転できる車両の大きさ(車両総重量や最大積載量)の制限が変わります。
普通自動車の運転免許を取得するには一定の期間教習所に通わなくてはならないので、クーリング期間を利用するか期間工になる前に取得するのがおすすめです。

大型特殊自動車運転免許など
期間工を募集しているメーカーの中には、バスやトラックといった大型車両や特殊車両を製造しているところがあります。そういったメーカーで正社員を目指すなら、大型特殊自動車運転免許などの免許を取得するのもおすすめです。
工場内でのライン作業の他に点検や移動なども業務に含まれるので、免許を持っていると重宝されます。建設重機では自動運転車両が開発され一般販売もされていますが、基本的には人が乗車して作業をするのが主流です。

玉掛け
意外と知られていなのが玉掛けの資格です。クレーンの資格とは別に、フックに吊り荷のロープをかける作業は玉掛けの資格がないとできません。使用するクレーンの最大吊り上げ荷重が1トン以上の場合、技能講習が必要です。
コベルコやコマツ、日立建機などのメーカーは講習会を開催しており、初めての方であれば19時間の講習で玉掛けの資格を取得することができます。玉掛けの補助作業をしている人は講習時間が短縮されることがあるので、詳しくは各講習の窓口に聞いてみましょう。

まとめ
正社員を目指す人や、給料アップにおすすめの資格は色々あります。
その資格をとって自分は期間工としてどうなりたいのか、未来のビジョンをしっかり見据えた上で、取得を目指すことをおすすめします。
仕事の合間の勉強は大変かもしれませんが、挫折しないためにも目標を明確に定めておくことは大切です。
資格取得には実際どのような勉強が必要なのか、講習だけでとれるのか、実技や試験があるのかなど、情報を収集して取り組みましょう。

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