期間工として入社。寮に入らずアパートを借りるのは可能?

2022年06月24日

期間工として入社。寮に入らずアパートを借りるのは可能?
寮が完備されているメーカーの期間工として採用されると、入社時に寮に入るか入らないか選択することになります。入寮しない場合、アパートを借りてそこから工場に通うことも可能です。*アパートを借りて通勤することを、許可している企業もあります。
寮とアパートどちらがあなたにとってベストか、メリット・デメリットを比較して検討してみて下さい。

入寮せずアパート暮らしもOK
期間工を募集している工場は、周辺に住宅街などがない郊外に広い敷地を構えている環境が多いです。そのため、遠方から通勤する社員のために福利厚生の一環として寮を用意しています。
期間工の多くの求人には「寮費無料」や「水道光熱費無料」といった寮に関する記載がありますが、採用されたすべての方が寮に入るという意味ではありません。
近隣に住んでいる方は自宅から通勤をしています。自宅が遠い方は寮に入ることもありますし、アパートなど賃貸物件を借りて通勤している方もいます。
寮とアパートどちらがよいかは、メリット・デメリットをふまえて判断しましょう。

寮のメリットとデメリット
寮の最大のメリットは、水道光熱費も含め、無料もしくは格安で利用できることです。生活に必要な固定費の一部が節約できるのは大きな魅力でしょう。
大きな寮では食事もメリットのひとつです。食堂があるので、自分で作るのが面倒な人も栄養バランスを考えた食事ができます。また、価格が手頃なため食費の節約につながります。
寮から通勤するときは無料のシャトルバスを利用します。決まった時間に工場行きの専用バスが来るので、交通費がかかりません。渋滞や通勤ラッシュから解放されますし、寮と工場を結ぶバスは勤務時間に合わせて動くので、早番や遅番の時でも利用でき大変便利です。
寮は共用部分の掃除当番はあっても、お風呂や食堂の掃除は業者さんがやってくれるので必要ありません。自分の部屋の掃除はもちろん必要ですが、掃除の手間が少なくて済むのもメリットと言えるでしょう。
寮に入ると同じ工場で働いている人が常に周囲にいるので、共通の話題で盛り上がったり、相談に乗ってもらいやすいです。「一人暮らしは寂しい…」と感じる人には、にぎやかな環境は適しています。
逆に一人が好きな人にとっては、自分の部屋以外でプライベート空間がなく、他人と一緒にいる時間が長くなる寮生活はデメリットと感じられるでしょう。
寮ではご飯やお風呂の時間が決まっていたり、共同生活ならではのルールがあるため、自分のリズムで生活したい人には辛いかもしれません。
寮は友人も家族も呼んではいけない規則になっています。もし恋人ができたら二人の時間を増やしたくなるのは当然です。部屋に誰かを呼びたい場合は寮のルールはデメリットになるでしょう。

アパートのメリットデメリット
次に、アパートに入るとどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
寮との大きな違いはプライベートが守られることです。また、おしゃれなデザイナーズマンション風のアパートなど、自分の好きな空間、こだわりの空間で生活することができます。
誰かに合わせる必要がなく、時間が自由な点も大きなメリットです。自分のタイミングでお風呂に入ったり、食べたいときにご飯を食べることができます。
また、アパートなら人の出入りも自由なので、友達を呼べますし恋人と一緒に過ごすこともできます。
次に、アパートのデメリットを見てみましょう。
アパートは物件探しから始まり、部屋だけでなくキッチンやお風呂、トイレなど水回りの掃除、日用品の買い物、電気ガス代の契約、ネット回線の契約、住民票の移動などこまごました作業ややり取りが発生します。
金銭的にもアパートの方が負担が大きいです。最近のアパートは家具家電付きの物件もあるので、初期費用を抑えるため家具家電付きのアパートを選ぶ方も増えています。
期間工の契約期間を念頭に、金銭的なトータルバランスを考えて、寮にするかアパートにするか判断しましょう。

アパートを借りるのに入居審査は通る?
通常アパートを借りるには、いろいろな手続きが必要になります。敷金礼金の有無、仲介手数料、保証人の有無など入居審査を必要とするケースがほとんどです。
アパートを借りる際すでに期間工として採用が決まっているなら、大手メーカーの社員として信用があるため入居審査は通りやすくなります。期間工はメーカーの直接雇用なので、窓口が派遣会社でも関係ありません。
すでに期間工として数か月働いていれば、働いている実績があるのでさらに審査に通る可能性が高くなります。
アパートを借りて生活したいなら、工場の周辺にアパートがあるか、交通機関は何を利用したら良いかある程度調べて、面接時に質問して確認をするとよいでしょう。
アパートを借りる人の中には、寮に入ったものの寮生活が合わずしばらくしてアパートを探す人もいます。

まとめ
メーカーが用意する寮には、個室があっても洗面所やお手洗い、洗濯機は共用な寮や、アパート借り上げの寮など色々なパターンがあります。メーカーごとで異なるため、自由に選択することはできません。寮生活が始まり実際に共同生活を送ってみてはじめて分かることもたくさんあります。寮生活に馴染む人もいれば、生活習慣の違いで苦手な方もいます。
人との付き合いがあまり得意でない人は、最初からアパートに入居するのも長く期間工を続けるひとつの手段かもしれません。
仕事の中身も大事ですが、プライベート時間も仕事に影響します。家でゆっくり疲れをとって体調を管理するのも仕事のうちです。どのようなライフスタイルが希望か考えて、自分に合った住まい選びをしましょう。

期間工のお仕事探しはこちらから To TOP