期間工(期間従業員)と派遣社員の違いとは。

2021年12月08日

期間工(期間従業員)と派遣社員の違いとは。
期間工(期間従業員)と派遣社員、雇用形態の違い
期間工と派遣社員では、雇用形態が違います。雇用期間が決まっているのは期間工も派遣社員も同じですが、それぞれ雇用主が異なります。期間工はメーカーが雇用主の直接雇用となり、期限付きで働く「契約社員」のようなものです。派遣社員は派遣会社が雇用主となります。
期間工は雇用主がメーカーであるため、福利厚生が正規従業員(正社員)と同じように充実しているという特徴があります。
福利厚生には、有給休暇制度、各種社会保険完備、作業上着、帽子や安全靴などの無償支給、寮費が無料(ワンルーム形式など一部の設備によっては若干の負担あり)、工場や寮の食堂完備、正社員への登用制度、系列施設の利用(スポーツジム、保養施設、レジャー・娯楽施設などの優待ほか)などがあります。
※雇用する会社により内容や金額が異なります。
一方、雇用主が派遣会社の場合、メーカーの許可が必要になるため、同じ待遇で利用できるものもあれば、できないものもあります。加えて、派遣会社によっても各手当などに違いがでてきます。

期間工と派遣社員、仕事内容の違い
次に、期間工と派遣社員では仕事内容にどのような違いがあるのでしょうか。
期間工は自分で作業内容を選ぶことが出来ないため、与えられた作業を行うことになります。一方、派遣社員は作業内容を自分で選択できるため、自分の得意な作業を仕事にできます。また、派遣社員は担当している作業について、合わないと感じれば派遣会社と相談の上、違う作業に就くことが出来ます。
期間工は作業内容が自分で合わないと感じたら、直接上司と話し合わなければなりません。作業内容を変更してもらう事は、よっぽどの理由が無いと難しいでしょう。そのため、身体的にきつい仕事は、あらかじめ面接の際に事情を話しておく事をおすすめします。

期間工と派遣社員、給与の違い
期間工と派遣社員の一番の違いは、お給料ではないでしょうか。期間工の時給が1,200円だとしたら、派遣社員は1,500円と割高になっています。
基本給だけ見ると派遣社員の方が高いですが、期間工はメーカー直接の雇用で福利厚生を受けることが出来るため、同じ期間、同じ工場で勤めた場合、トータルで受け取る金額は高くなります。
期間工が受けられる福利厚生には皆勤手当、満了慰労金、満了報酬金、赴任手当、満了者帰任旅費などがあり、それらの報酬が条件によって支給されます(※手当ての名称はそれぞれメーカーによって異なります)。寮費無料、水道光熱費無料といった待遇もあります。
一方、派遣社員には、派遣会社を通して雇用されると貰える入社祝金や、特別手当など、雇用が決定してから貰えるお金があります。
各種手当てや待遇はメーカーや派遣会社によって異なるため、調べてみることをおすすめします。

期間工と派遣社員の応募方法は?
期間工と派遣社員では応募の方法にも違いがあります。
期間工は、直接履歴書を持ってメーカーの面接を受けます。期間工は働くメーカーを決めると、その工場で契約期間が終わるまで働くことになります。
一方派遣社員は、派遣会社に履歴書を出すため、希望条件や経歴、スキルなどを元に本人に合った会社をすすめられます。面接は面談形式で、メーカーとの間に派遣会社が入ってくれるので安心です。また、一度派遣会社に登録をすると、さまざまな会社をすすめてくれたり、工場勤務以外の仕事先を紹介してくれる可能性もあります。
期間工は派遣社員に比べて正社員にステップアップがしやすいです。一定の期間メーカーでの働き方が評価されると上司から声をかけられたり、自分が希望して試験を受けて合格すると正社員になることが出来ます。

まとめ
雇用形態、仕事内容、応募方法の3つの観点から期間工と派遣社員の特徴をそれぞれまとめました。
どちらの働き方にもおすすめポイントがあります。自分にはどのような働き方が合うのかじっくり考えてみましょう。
目標があって短期間でお金を貯めるなら期間工がおすすめです。寮が完備されており家賃や水道光熱費がかからないので貯金がしやすいのも魅力です。会社によって各報奨金や手当には条件があるので、比較検討してみる事をおすすめします。期間工と派遣社員それぞれの特徴を踏まえて、自分にあった働き方を選択しましょう。

期間工のお仕事探しはこちらから To TOP